2015年8月22日

1時間の面談を十数回繰り返し回復を目指す!!科学的根拠もある認知行動療法

臨床心理士の技量にもよる

うつ病の認知行動療法は約1時間の面談を12回から13回行うのが基本で、ただし、その進め方はうつの人の年齢や症状、臨床心理士のやり方によって異なってきます。また、薬物療法を使わない治療法を選択している場合は、基本的に心理療法士や臨床心理士、作業療法士など、それぞれそ治療に関わる医療者の技量によるところが大きくなります。通常、段階を踏んでうつ病の回復につとめていきますが、子供のうつ病の場合でおおよそ4段階にわけることができるでしょう。

段階を踏んで回復を目指していく

子供のうつ病で認知行動療法を使用する場合、第一段階として、子供と対話したり、遊んだりしながら、信頼関係を気付いていきます。同時に心身のエネルギーを回復させるための休養も促して、1回目と2回目の相談面接はそのようにすすめていきます。次に3回目から5回目は第二段階として子供のゆがんだ考え方と問題のある行動を把握して、どのように健全に導いていくかを検討し、原則として親への心理相談も並行しておこなっていくのです。

トータルで半年程度かかる

6回目から10回目は第三段階として、考え方や行動を健全な方向に導く認知行動療法を開始し、後半には人との付き合い方への変化も促します。次に11回目から13回目までは第四段階として、うつが再発しないようにこれまで身につけた考え方や行動が普通にできる状態にまでもっていくのです。ここまで、順調にいって3か月から4か月の治療期間をようし、その後、フォローアップといって1か月に1回程度、回復の度合いを確かめる3か月間があり、その期間中、親も付き添ったりカウンセリングをうけることになります。しかし、薬よりも効果が持続しやすい治療法ですので検討してみるといいでしょう。

うつ病は、真面目すぎる人ほどなり易い傾向があります。そのため、うつ病の治療の基本となるのは、十分な休養と、無理なく復帰できる環境整備です。それに、薬物治療と精神療法を組み合わせて治療していきます。